簡単なルールで1時間程度で遊べ、また「自分で振るダイスを改造」という珍しいコンセプトのゲーム「ダイスフォージ 日本語版」が面白かったのでレポートいたします。
※2017/6/11 12:45 購入時のルールに追記をしました
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目次
特筆すべきはダイスと遊びやすいコンポーネント
ルール自体はシンプルで、
- ダイスを振って資源(お金・太陽の破片・月の破片)を集める
- 資源を使ってダイスを強化したり、追加アクションや勝利点を得られる効果のカードを購入する
- 決まった回数のラウンドが終わった時点で一番勝利点の高かった人が勝ち
というものです。
ですが、このゲームは「ゲームを遊ぶ仕組み」であるコンポーネントがとにかく素晴らしい。
まずダイスですが
ダイスの面がパネルになっていて、ゲームの途中でパネルを手に入れることで自分のダイスの好きな面を好きなパネルに入れ替えることが出来ます。
パネルはダイスを振って手に入れた太陽の破片・月の破片を使って購入したカードと一緒に手に入るものもあれば
(↑これは2個ダイスを振った時に、もう片方の目が3倍になるパネルが手に入るカード)
ダイスを振って手に入れたお金でも購入できます。
(それぞれ、2・3・4・5・6・8・12金で購入できる。ゲーム最後に取った写真ですが4金のパネルは早々に完売していました)
※追記:お金で購入するときは異なる金額であれば複数一度に購入することが出来ます
例:12金持っていたら3金・4金・5金の3枚を一度に購入
このパネルを自分のダイスに組み入れていって、どのようなダイスの組み合わせを作るかを考えるのが楽しい。
また資源で購入できるカードでは「自分の番に好きなダイスをもう一度振れる」「お金を勝利点に変換できる」「対戦相手にダイスを振らせて、その結果を自分が貰える」など様々な追加アクションが可能になるため、ダイスとカードの組み合わせで効果的に勝利点を得られるコンボを作れます。
このあたり、ダイスで「ドミニオン 日本語版」をする感覚に近いかも。
また、コンポーネントも非常に優れています。
先ほどのパネル購入タイルはすべてのパネルをはめ込めるように作られており、さらにスリーブに入れてしまう形式になっているため
「前回ちゃんとお片付けしていれば、そのまま次回出すだけですぐにセット完了」
となります。
その他の備品も箱の中のどこに入れるかきっちり決まっていて
よくある個別のビニール袋に細々としまってあるのではなく、箱の適切な個所に入れれば次回すぐに取り出せるようになっています。
また、カードも初心者用・上級者用と2パターンあるのですが、カードの絵柄とカード置き場がイラストで繋がっているため見るだけで置き場所がすぐにわかります。
手間がかからないよう細かな心遣いがされていて、これだけで何度も遊びたくなってしまいました。
プレイしてみた。毎回自分の番にやること(=ダイスを振る)が発生するのも嬉しい
ここまでで期待値がどんどん上がっていましたが、実際のプレイングルールも全員が常に退屈しない仕組みになっていました。
まず、自分の番にダイスを振って資源を得るのですが、同時に他の参加者もダイスを振って資源を得ることができます。
要するに相手の番でも毎回ダイスを振ってゲームに参加できます。
さらに、カードを購入する時は自分のコマを動かして、欲しいカードが購入できるマスに移動するのですが、前にそのマスに誰かが先に移動していた場合、そのマスのコマをよけてから自分のコマを置くことができます。
その際によけられた人は「立ち退き料」として、自分のダイスを2個振ることができます。
このゲームの一番の特徴である、改造した自分のダイスがいっぱい振れるルールになっているため、自分のダイスがどんどん愛おしくなっていきます。
ちなみに、初回プレイは1個だけは一杯資源の取れるダイスにして、もう1個は3倍タイルだけの強化。
資源の取れるダイスをカードで複数回すという戦略で行ってみました。
結果、大量勝利点のカードを一番多く確保できたのですが・・・お隣の方のダイス勝利点が多め+お金を勝利点に変換できるカードの組み合わせに僅差で敗れました!
(自分の番に好きなダイスを1個振れる鹿さんカードがとても可愛い。写真取り損ねた)
2人から遊べる中量級ゲームなので、ちょうど良い時間調整にもなりますし、コンポーネントの独自さからも1つあると盛り上がりそうです。
以上、「ダイスフォージ 日本語版」のご紹介でした。
【ダイスフォージ、続きはこちら】
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