札幌に引っ越してきて早数か月。
もう、セイコーマート無しにはやって行けない体になってしまった。
道外の人にはさっぱり分からない・知られていないと思われる
この北海道で圧倒的シェアを持つコンビニについて熱い思いを語りたい。*1
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目次
- 実は日本最古のコンビニチェーン
- 個別サービスにおいても先行者
- 早いだけじゃない、ホットシェフはうまいのだ
- プライベートブランドじゃない、リテールブランドと呼べ
- イートインへの気合の入れ方が違う
- まとめ
実は日本最古のコンビニチェーン
歴史は如実にその組織の性質を物語る。
まずはセイコーマートが発足当時からどれだけ革新的な組織なのかということを
過去から学ぶこととしよう。
大手コンビニチェーンではセブン・イレブンが最古参のため
日本で最初のコンビニはセブンイレブンかと思われるが、実はそうではない。
セブンイレブンは1973年(昭和48年)に当時のイトーヨーカ堂がライセンス契約を受け、日本でサービスを開始。
1号店が1974年(昭和49年)に豊洲で開業した。
一方、セイコーマートは1971年(昭和46年)に札幌北区で開業。
なんと2年も先行して日本にコンビニの業態を取り入れていたのである。
先見の明があるぞ、セイコーマート。
個別サービスにおいても先行者
それだけではない。
今やどのコンビニでも取り入れている
- ポイントカード
- 店内で調理する揚げ物や総菜
どちらも、セイコーマートがいち早くサービス化していたのは覚えておいてほしい。
他のコンビニ各社はこの北海道のコンビニ「セイコーマート」を追随しているのだ。
なお、セイコーマートの店内調理システムは「ホットシェフ」という名前で牛のシェフ「セイちゃん」が目印。
早いだけじゃない、ホットシェフはうまいのだ
単に先行していただけじゃなく、ホットシェフは間違いなく美味しい。
何といっても北海道という土地の利点を最大に生かした
「原材料から自社生産」している商品が沢山あるのが大きいだろう。
ちなみに平成26年度の北海道の食料自給率は200%越え。*2
ひょっとすると津軽海峡が封鎖されて本州と行き来が出来なくなってもセイコーマートのメニューは変わらず販売できるかもしれない。
余談はさておき、特に人気があるのはボリュームたっぷりの「カツ丼」。
出典:http://www.seicomart.co.jp/
店内でカリッと揚げたカツに、出汁の効いた半熟卵をとろりと絡めたアツアツのカツ丼は本格的な専門店に遜色しない一品。
普通盛りと大盛りの両方を用意している店舗もある。
コンビニのメニューとは思えない、粋な心配りだ。
温玉をからめて食べるジューシーな「豚丼」も捨てがたい。
出典:http://www.seicomart.co.jp/
甘辛いタレと半熟卵のとろける黄身をまぜて、肉汁たっぷりの豚肉と一緒に頂こう。
あまーい玉ねぎも立派な主役だ。
ああ、お腹が空いてきた。
プライベートブランドじゃない、リテールブランドと呼べ
ホットシェフに生かされた豊かな素材。
それだけに使われていることがありえるだろうか。
否!
他のアイスクリーム、即席めんなどジャンクな食品にも惜しげなく生かされている。
セイコーマートでは自社製品を「リテールブランド」と呼び、様々な種類の商品を販売しているが、コンビニではなくてほとんどスーパーじゃないか?と思うぐらいに品物のラインナップが豊富なのが特徴だ。
実際、北海道の奥地では
「普段の買い物はセイコーマートで済ませている」
「セイコーマートが出来る前は数十km離れたセイコーマートで買い物していた」
という話が普通にあるぐらいだ。
ワインなどの嗜好品もずっと昔からかなりの品質のものをお手軽価格で輸入し続けている。
これからクリスマスの季節だが、正直セイコーマートでケーキも揃うので他の店に行く必要がないぐらいだ。
イートインへの気合の入れ方が違う
そして最近の一番の目玉はマックが裸足で逃げだすレベルの
イートインスペースの充実ぶりだ。
ファミマやセブンでもイートインはあるが、申し訳程度に愛想のない机と椅子があるだけで、正直「早いとこ食べたら出て行ってね」感が満載である。
唯一都心でやや広いと感じたministopのイートインでも、無機質な感じは否めなかった。
考えてみれば、ただでさえ狭い店舗スペースに陳列できる商品数がイートインスペースで削られるのだ。
どれだけ効率的に販売するかという視点では邪魔者この上ない。
だが、セイコーマートは違う。
まずは見てほしい。
おわかりいただけるだろうか。
コンビニの真上、2階が丸ごとイートインスペースなのだ。
中に入ると、さらに驚くことになる。
この広々として落ち着く空間。
イスは自由に動かせて、歓談すらできる。
よく近所のおばあちゃんや子供たちが集まってカードゲームなどしている。
しかも注意書きに丁寧に「2時間以上のご利用はお控えください」と書いてある。
・・・え、2時間も居ていいの!?
懐が深いと言わざるを得ない。
もちろん、こんなにスペースに恵まれた立地だけではないのは百も承知だ。
なので他の、比較的狭いスペースのお店の写真も用意した。
分かるだろうか、このアットホームな空気が。
机も椅子も固定されていない。
いつでも、お客が自由に動かすことが可能なのだ。
そして、暖色を取り入れた落ち着く色使い。
もちろん、コンセントを使って充電も自由だ。
引っ越し当初は安く使える電源カフェを探しまくっていたが、もうそんなことをする気は微塵もない。
こんな贅沢なスペースが、札幌市には至る所にあるのだから!
しかも、セイコーマートは現在イートインスペースを備えた店舗を増大中。
もう、電源カフェ難民は札幌市に引っ越せばいいと本気で思う。
まとめ
どれだけ北海道のコンビニ事情においてセイコーマートが驚異的な存在かご理解頂けただろうか。
他にも語りたいことは山ほどあるが、一まずここで筆を置くこととする。
もっと細かなことが知りたくなったならば、NEVERまとめやwikipediaなどを参照してほしい。
また、北大前病院前の2階丸ごとイートインについて、id:oniisannさんのブログにて詳細な記事があるのでそちらもぜひご覧いただきたい。
備品の充実っぷりに涙すること請け合いだ。
とりあえず
「いつもイートインを利用させてくれてありがとうセコマ!」
という想いを1記事にまとめてぶち込んでみた。
皆さんもぜひ、北海道にきたらセイコーマートことセコマに足を運んで頂きたい。
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