うちの上の息子が発熱しました。
2日程前からイヤーな感じの咳が続いていたのですが、今朝「喉いたい」と言い始めたので熱を測ったところ36.9℃。
んー、風邪かなあ・・・と朝ごはんを食べるまでは思っていましたが食後もごろごろして一向に動く気配がありません。
頭に触ると何か熱っぽい。
で、改めて出かける前に再度熱を測ると見事に37.5℃でした orz
その後も寝かせて様子を見るも、一向に熱は上がりも下がりもせず喉だけが痛そう。
病院に連れて行ってみてもらったところ、検査となりました。
結果として「どうも溶連菌の反応が・・・」とのことでした!
なんだよー!半年ぐらい前にかかったばっかりじゃないかー!
一体何なんだ溶連菌!というわけで今回は本腰入れて調べてみました!憎し溶連菌!
そもそも溶連菌は溶血性連鎖球菌の略称だった
今回はシオノギ製薬様のサイトを調べさせていただきましたm(_ _)m
溶連菌とは、正式には溶血性連鎖球菌と呼ばれる細菌で、α溶血とβ溶血を呈する2種類があり、後者でヒトに病原性を有するものは、A群、B群、C群、G群などです。溶連菌感染症の90%以上がA群によるものです。したがって、一般にはA群溶血性連鎖球菌(A群β溶血性連鎖球菌)による感染症を溶連菌感染症として理解されているといってもよいでしょう。主に“のど”に感染して、咽頭炎や扁桃炎、それに小さく紅い発疹を伴う猩紅熱といった病気を引き起こします。
なるほど、「溶血」するから溶連菌なのね・・・って怖いなぁ!
でも話によると溶血しない溶血反応とかもあるみたいでわけわからん。
まあ、ほとんどが特定のばい菌の種類でのどに主に感染するというのは分かりました。
温帯がメインの疾患で、ピークは冬と春~初夏
で、こちらが国立感染症研究所の記載。
A群溶血性レンサ球菌感染症は温帯地域では普遍的な疾患であり、亜熱帯地域でもみられるが、熱帯地域ではまれな疾患である。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎はいずれの年齢でも起こり得るが、学童期の小児に最も多く、3歳以下や成人では典型的な臨床像を呈する症例は少ない。感染症 発生動向調査のデータによると、冬季および春から初夏にかけての2 つの報告数のピークが認められている
温帯、つまり日本周辺の緯度がメインなんですね。
あと小児が基本的に多くて、ピークは冬と春から初夏、つまり今(5月後半)。
急性期の感染が一番多い。兄弟間の感染に注意!
本疾患は通常、患者との接触を介して伝播するため、ヒトとヒトとの接触の機会が増加するときに起こりやすく、家庭、学校などの集団での感染も多い。感染 性は急性期にもっとも強く、その後徐々に減弱する。急性期の感染率については兄弟での間が最も高率で、25%と報告されている。学校での咽頭培養を用いた 研究によると、健康保菌者が15 〜30%あると報告されているが、健康保菌者からの感染はまれと考えられている。
接触感染で、兄弟での間がもっとも感染確率が高い。健康保菌者からの感染はまれ・・・と。
ん?兄弟?
下の息子がずっとここ1週間ほど鼻を垂れているのですが・・・
まさかお前が保菌者だったんじゃあるまいな(疑惑の目)
風邪と違って咳や鼻水がでないのが特徴。発疹が主症状。
改めてシオノギ製薬様のサイトから。
症状の代表的なものは、発熱(38〜39℃)と“のど”の痛みです。しかし、3歳未満ではあまり熱があがらないと言われています。そして、体や手足に小さくて紅い発疹が出たり、舌にイチゴのようなツブツブができたりします(イチゴ舌)。そのほかに頭痛、腹痛、首すじのリンパ節の腫れもみられます。急性期を過ぎますと、発疹のあとには落屑(皮むけ)が認められるようになります。風邪と違って咳や鼻水が出ないというのもこの病気の特徴です。この病気には潜伏期間があり、実際に感染してからだいたい2〜4日で症状がでます。
あれー?とするとやっぱり保育園でもらってきたのかな・・・
ちなみに今、上の息子は発疹は出ていませんが首筋のリンパ節が腫れてます。
潜伏期間がちょっと(2~4日)あるというのが防ぎにくくていやーんな感じ。
咳や鼻水が出ないからぱっと見分からないし。
とりあえず下の息子の疑いはかなり晴れましたw
抗生物質が効きます。ただし10日間は飲み続けないと合併症が怖いよ
熱自体は2~3日で下がるのですが、溶連菌で怖いのは合併症。
- 肺炎、髄膜炎、敗血症などの化膿性疾患
- リウマチ熱、急性糸球体腎炎などの非化膿性疾患
特にリウマチ熱、急性糸球体腎炎は心臓弁膜に障害を起こす可能性があるとっても怖い病気。
なので、抗生物質は続けて飲んで、治ったと見えた後も尿検査などで急性糸球体腎炎が発生していないか確かめる必要があるんですね。
ワクチンはなく、手洗いやうがいなど以外に有効と考えられる感染予防法はない
基本的に潜伏期間が長く、初期症状がわかりにくいことと合わせると
事前に打つ手なし
ってことですね・・・ええ・・・何となく想定はしていましたが。
せめて手洗いうがいは念入りにさせることにします。
入浴は大丈夫。患部に刺激がなければ極端な食べ物でなければOK。
最後の情けというか、なんと言うか。
世話する側があまり気を使わなくていいのは楽ですね。
ただ家族感染には気をつけましょう!家族内で長期にわたって保菌が続くと、繰り返し発生することがあるそうです!対策としては
- 同じ箸をつけない
- タオル等の共用を避ける
でしょうか。
漢方的には脾胃の弱り(抵抗力の低下 )らしいですが
感染症だからそりゃあそうだよね。
一応、黄蓮解毒湯が効いたという報告がありました。
とはいえ、合併症のことを考えると下手に自己判断はやめて素直に抗生物質貰った方がいいでしょう。
漢方の抗生物質としてはスイカズラの花のつぼみを原料とした「金銀花」というのがあります。
効能は解毒と熱冷まし。中国だと夏バテ防止のお茶に使うそうで。
日本でも生えている植物だそうですので、植えておいて今度お茶にしておこうかな。
Amazon検索したら結構いいお値段でビックリ。
まとめ
気合入れて調べましたが二次感染に気をつけるぐらいしか手の打ち様が無いという結論に至りましたが、とりあえず親の落ち度としてはあまり無さそうなので自分で自分を慰めるとします・・・
みなさんもこれからのシーズンだからこそ、うがい手洗いはしっかりしましょうね!