ヒグコハ

子供と一緒に遊び、瞑想。

考えなくても生きていける

大学に入り、哲学を専攻しました。

まず気づいたことは「他にももっと楽しいことあるなあw」ということでした。

 サークル活動で体を動かすのも楽しいし、酒飲んで麻雀するのも、一晩中ゲームするのも一向に飽きることがありませんでした。

考えなくても大丈夫なんです。ただただ快楽に流されていれば。

むしろ楽しいことや気持ちいいことがありすぎて、どこまでそれを追求できるかで一日が始まり、終わりました。

止まりません。どこまでもどこまでも同じようなことを繰り返します。

今考えると完全に快楽依存症になっていました。

多少生活上問題のあることがあっても、努力で解決しようとするよりは、ある程度できたらそれ以上は求めずに不満足な箇所は他の遊びで全部誤魔化していました。

当然少しずつストレスがたまるのですが、それを発散するためにさらに過激な遊びに耽る毎日。健康状態もどんどん悪化して、いつも肩こりや不眠に悩まされていました。

顕著だったのは視野の狭窄。視界が狭まるんですよ。

以前だと見えていた外側の部分がもやっと薄暗くなって見えにくくなっていました。

血行不良のせいか、精神的なものかは分かりませんでしたが、外のことを気にせずに自分のことばかり気にしていた私を象徴するような症状でした。

もちろん精神的にも不安定で、赤いランプを付けた部屋で不安妄想に取りつかれていたりするかなりギリギリな日々でした。

そんなこんなであっという間に3年が過ぎ、一向に実社会のスキルが身についていない自分が出来上がっていました。