ヒグコハ

子供と一緒に遊び、瞑想。

子供向けボードゲーム会を数か月運営した感想をまとめてみた

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こちらに引っ越してきてしばらくして、「子供向けのボードゲームが結構な量があるので、いっそゲーム会を開いてみるか」と思い、昨年から小さな子供向けボードゲーム会を開催しております。

まだまだ順調とは言い難いのですが、色々と気づいたことがあったので共有できそうな情報をまとめてみました。 

同じようなイベントを計画されている方の参考になれば幸いです。

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目次

思ったより届けたい人に広報するのは難しい

私が最初ボードゲーム会に参加したのは、mixiのコミュニティからでした。

そこでは様々なボードゲーム会が通知されており、またどのようなゲームをメインに遊んでいるか、開催規模はどれくらいか、などなど細かな情報が全て公開されており、検索したり直接メッセージで質問することで大抵のことはわかりました。

また、twitter/facebookでもたくさんの人が開催予告を出しています。

なので、概ねそれらのネットワークに載せることが出来れば十分な人数はすぐに集まるかと思っていました。

実際はびっくりするぐらい見てもらえませんw

特に子供向けの情報は、親が情報を集めて、結果子供を連れてアクションを起こすものですが、上記のようなネット上のネットワークに属していない親にはそもそも届きません。

また、属していたとしても興味関心がないような分野の情報を伝えようとするにはよほど近しい立場か、よく見る媒体から伝えないといけません。

それであれば一般的な「広報」を行えばいいのではと思われるでしょうが、その方法も意外と限られています。

例えば、公共機関の一室を借りてゲーム会を開催するとします。

普通に考えると、公共機関のポスター掲示場所などに貼らせてもらえそうですが、実際は貼るためにも一定の基準があるなどして、そうそう容易には貼らせてくれません。

例として、札幌市内の公共機関ではサークル活動としてポスタースペースを借りるには

  • 札幌市関連の団体から証明を受けている
  • 継続して6か月以上の活動履歴が認められる

などの複数の条件のうちいずれかを満たす必要があります。

なので、「地域の方が参加してくれるイベントをしたいな・・・」という方はそもそもそういうイベントに関連の深い団体と協力して開催するか、自分自身でネットワークを持っている方でないと最初のうちはなかなか人が集まらないということになります。

なお、スーパーなどで少年サッカーや野球などの活動案内が会計済み商品を詰めるスペースに貼られていることがあるようですが、これは店舗によって方針がまちまちなので対象とする家族が通いそうな店舗に直に相談してみるのが手っ取り早いでしょう。

後はチラシ配りなどでしょうが、自分で配るならともかく、頼むと結構いい値段します。

それだけで会場が10回ぐらいは借りられるぐらいの金額になるので、すぐに利用してもらいたいか、自分の負担にならないようにしていきたいかで決めれば良いかと。

最初は数家族で手一杯

ある程度慣れるまでは、1人で対応できる子供の数は多くて2人。

下手すると1対1になります。

家族ぐるみで参加してもらうイベントであれば、親も含めて大体5人ぐらいでしょうか。

全くの初心者が参加することが想定される子供向けイベントの場合は、少なくとも3人はゲームのインストラクション+子供対応が出来るメンバーがいた方が無難です。

そうなると、知名度が低いうちはメンバー間で遊ぶことがメインになってしまうことも多々あるかと思いますが・・・それはそれで楽しいから良いかと。

季節やすぐ周辺で行われているイベントとの兼ね合いも大事

これもある程度して分かってきたことですが、思うように広報が出来ない間は、飛び入りの参加者がメインになります。

なので初めから飛び入りが見込める環境を整えておくべきでした。

例えば、同日に子供向けの体育教室や音楽サークルなどが活動をしているのであれば帰り際に声をかけることで寄ってもらえる可能性が出てきます。

また、定期的に親子が寄るような「施設の一般開放日」などとぶつかると、ついでに見て行ってくれる方も増えるでしょう。

このあたりは事前に確認できるので、施設の貸し出し状況などを見て傾向を掴んでいこうと思います。

また、世代によってイベントがあっても参加することが困難な時期もあります。

つい最近やらかしましたが、進級・進学のイベントがあわただしい時期にイベントを開催しても親は準備に手一杯なので来てくれる可能性は大幅に下がります。

逆に、特に季節的なイベントがない月の土日などは目新しいものを探して新規の方も増えます。

開けるから開く、というのもありかと思いますが利用者側に歩み寄って開催日を調整することでより利用しやすいイベントになるでしょう。

まとめ

やってみて「そういえばそうだよね」と気づいたことが何度あるか分かりませんが、とりあえず

  • 広報するにもネットワークや十分な信頼関係がいる
  • 子供向けの対応は開催者側の十分な人的リソースが必要
  • 各種イベントとの兼ね合いは大人よりもずっと重要

ということが分かったところです。

もっと利用しやすく、かつこちらも消耗しきらないようにするにはどうしたらいいか、今後も続けつつ改善していこうと思います。

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