普段は10~30分程度の瞑想をしているのですが、以前休みの日に6時間程度連続して瞑想をしてみました。
もちろん途中に食事を挟んだり、歩く瞑想を入れたりしています。
その時の感想をまとめておきたいと思います。
感想その1:自分の瞑想時の弱点が鮮明に分かった
瞑想をする場合は大抵身の回りを整理して、落ち着いた状態でやることになると思います。
ただ6時間の場合は途中で食事をしたり、体を痛めるのを防ぐ為に歩く瞑想を取り入れたりなどします。
当然、体の状態は大きく変化します。
そうすると、特定の状態の時に多く雑念が沸いてくることに気がつきました。
私の場合は血糖値が下がり始めると途端に聞いたことのある歌が沸いてきます。
どうも散漫になった意識を苦痛と感じて、歌などの「快」のイメージで上書きしようとする傾向が強いようです。
長時間集中していると、同じ状態が何度か発生するので自分の傾向に気づきたい時はいいのかもしれません。
感想その2:歩く瞑想は疲れないところで
近くに山坂があるところでしたので、散歩がてら歩く瞑想をしていたのですがさすがに坂の上り下りは疲労してしまいましたw
こんな馬鹿なことをする人はあまりいないかと思うのですが、外的刺激を最小限に抑えるという意味でも室内で行うほうがいいと思います。
感想その3:自然と食事も瞑想になるので少量で満腹感が得られる
詳しくは以下の「食事の瞑想」の章を読んで頂きたいのですが瞑想中に食事を取ると当然食事の瞑想になります。
自分を変える気づきの瞑想法【第3版】: ブッダが教える実践ヴィパッサナー瞑想
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普段に比べて少ない量なのですが、満腹になりました。
感想その4:気付きを確認するクセが普段よりも強く残った
ただ、なんといっても一番大きな特徴はこれだと思います。
6時間連続して気付きを入れようとしているため、普段だとすぐ抜けがちな気付きを見ようとするクセが長時間持続します。
終わって休憩しても「あ、今妄想入った」とか「足を伸ばした」とかうっかり(?)気付きを入れています。
6時間でこれですから、10日間のリトリートなどはかなり強力なクセがつくのでしょう。
まとめ
- 長時間やることで、体調の揺れ動きなどから普段よりも多くのことに気づけます
- 食事量も自然と減ります
- 終わった後も気付きが持続しやすいため、瞑想を続けやすくなるかもしれません
瞑想はいい効果を狙ってやると逆効果とは良く言われますし、結果を勝手に「良かった」「悪かった」と判断するのはご法度です。
ただ、やってみた後の感想としては
「気持ちがコントロールしにくくなってきた」
「気付きが抜けがちになってきた」
という時に自分を奮い立たせる意味で1日集中して瞑想するのはありかな、と。
少なくとも普段気づかない点に気づくことで「もっと挑戦してみよう」という向上心に火が付きました。
そのうち子供が大きくなったら、経験者について丸一日の瞑想会に参加したいなあ。