思考が止まらない人へ!経験者から過去に頂いた指摘をまとめました
瞑想、継続できていますでしょうか?
毎日続けると集中力も高まってくるのですが、最初はどうしてもうまくいかないものです。
特に多い悩みとしては
「雑念が多すぎて、対象に集中できない」
これが色々な集まりを見ている中で、最も頻出している悩みでした。
その中で指導者・経験者がアドバイスしていた中から特に自分で試してみても有効であったものをピックアップしてまとめましたので、お悩みの方はぜひご参考にしてください!
雑念が途切れない原因、これじゃないですか?
1.テレビ・音楽などの見すぎ・聞きすぎ
瞑想中は思考を中断し、感覚に集中しようとします。
ところが、人間の脳は同じ感覚を与え続けると興味を徐々に失い、別の感覚を欲しがるように出来ています。
その際に想起されやすいのは過去に味わった刺激の中でまだ体や心に余韻の残っているイメージです。
中でも、テレビや音楽などは「いかに次の瞬間を見たく・見聞きたくさせるか」に特化して構成されているため、刺激に飢えた脳にはとても美味しいのです。断ち切るのはなかなか難しいです。
対処法としては
- 直前にテレビや音楽は見たり聞いたりしない
- 瞑想を始める前に欲望を刺激しない音(youtubeでメディテーション用の音楽や念仏などを流す)で体や心の余韻を上書きする
などが効果的です。
ただ、2つ目の上書き法はあまりこだわると逆に特定の音楽がないと瞑想できなくなってしまったり、瞑想が深まらなくなる原因にもなるのでほどほどにしましょう。
2.体を締め付けすぎている
瞑想時は呼吸はおだやかになり、また動かないため血流が低下します。
体を締め付けすぎる服(ジーパンなど)はさらに血流を低下させ、手足の冷え、しびれなどの原因にもなりますし、座る瞑想などであれば足の組みづらさや締め付け感が気になり雑念が沸く要因となってしまいます。
対処法としては出来るだけ楽な服装をすることです。靴下なども脱げるなら脱いでしまいましょう!
ヨガなどをされる方であれば、ヨガウェアなどがあればベストです。
特に下半身はこれぐらい↓緩くていいです。
なお、締め付けが良くないからといってパジャマなどリラックスしすぎる服を身に着けると今度は気が緩んで居眠りなどの原因になりますので、ほどほどにしましょう。。
3.感覚に過集中しすぎて姿勢が悪くなっている
これは元々姿勢が悪く、正しい姿勢が身についていない人が意識を無理に集めようとすると発生します。
意識を集めようとするあまり、体の筋肉に無駄な力が入ると背筋が曲がります。
その結果、頭への血流が低下し集中が悪くなったり、雑念が沸きやすくなります。
対処法としては正しい姿勢が身につくまでの間、姿勢を維持する感覚をメインに集中することです。安定した姿勢が取れるようになれば、自然と雑念も沸きにくくなりますので、まずは焦らずに形を身につけてしまいましょう。
座る瞑想であれば座禅・胡坐用の座布団を引いて体を安定しやすくするのもお薦めです。
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4.瞑想前に食事をしている
胃腸に負担がかかります。開始2時間前に食事をしない方がおすすめです。
食べちゃった・・・という場合は日常編の瞑想に切り替えても良いかと。
5.睡眠・運動不足
苦行が目的でなければ、睡眠不足時は素直に寝ましょう!
瞑想のリラックス効果は睡眠と同等という情報もありますが、睡眠不足ではリラックスできるだけの集中に至れない方が殆どです。
カフェインなどを飲んで意識を覚醒させればいいじゃないか、という方もいるかと思いますが覚醒の代償として血流低下、体の感覚を感じにくくなる(五感のバランスが崩れ、一部の感覚が過敏になったり鈍磨したり)などのデメリットがあるためあまりおすすめしません。
また、運動不足で体の一部がうっ血していたり、凝りが発生していると当然姿勢も悪くなります。以前の記事で紹介した自律神経失調症の症状が出ることもありえます。
体操をしながらでも日常編の瞑想はできます!
特殊な環境で正しい指導者がいるのでなければ、健康管理を最優先しましょう!
まとめ
瞑想時に雑念が多い、集中できない・・・という方は
以下の5つに当てはまらないかチェックして、改善してみましょう!
【チェックポイント】
- テレビ・音楽などの見すぎ・聞きすぎはないか
- 体を締め付けすぎてはいないか
- 感覚に過集中しすぎて姿勢が悪くなってはいないか
- 瞑想前に食事をしていないか
- 睡眠・運動不足はないか
以前の瞑想の記事はこちらです。合わせてご参考ください!