先日の連休に家族でお出かけしようとした時のことです。
4歳の長男が「行きたくない」とごね始めました。
理由は「楽しそうじゃないから」
予定していた行き先は都内で有名な無料で色々な遊びが出来る公園で、今まで子供はやったことがない遊びがいっぱいの場所です。ただ、長男は一回もその遊びや遊具を見たことがありませんでした。なので「○○ができるよー」とか、「楽しいよー」と言っても全く通じません。それもそのはず、知らないものはイメージできないですものね。楽しいと言われてもピンとこないし、慣れ親しんだ楽しいことが分かっている遊びをやりたくて仕方がないのです。どう説得しても「楽しそうじゃない」の一点張りで動こうとしない子供に困っていたところ、妻の一言。
途中に「分かる楽しみ」があれば、それを足がかりに進める
「じゃあ、○○まで行く途中にスーパーがあるから、長男の大好きなパンを買っていこうか」
「うんわかった、行く」
あっさり承諾。
つまり、イメージ出来ないから動かないだけで、イメージできるものをちゃんと用意してあげれば気持ちなんてコロリと変わるのでした。
これ以降、私は「あ、理解できてないから嫌がっているな・・・」と思った瞬間にこの作戦に切り替えるようにしています。大人から見ると行きたくない理由と行く理由が繋がっていないのですが、4歳児のイメージの限界点を考えると、当面は最も妥当な方法なのでしょう。ちなみに、逆の応用として「どうしても行きたい/欲しいものがある」場合に「ないよー」という現実をちゃんと見せてあげると意外とあっさり諦めたりすることも学びました。とりあえずご報告まで。