前回更新から今回までに読んだ本のご紹介をします。
読んだのは以下
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幸福論
【感想】
20世紀前半に出版されたフランスの哲学者の 本。現在ではエッセイ集とでも呼ぶべきジャンルです。気楽に1章ずつ読んでゆけるのでおすすめ。あと、岩波文庫などでも刊行されていますが、この日経BP社から出ている訳が現代語的で読みやすいのではないかと思います。
いろんな方が書評を書いていて、本人自身も楽観主義と書いていますが…
確かに楽観主義です。
ですがただの非合理的な楽観主義ではないところがこの本のミソです。
思考に嵌まり込む人に見られがちな猜疑心、気の沈みなどをまず「体の問題ではないですか?体動かしましょう!」とさらりと言ってのけるところが他のガチガチの哲学書に無い1番のポイントです(そして、実際そういうケースは非常に多いというのがある程度年を食っている人は実体験からも納得がいくのではないかと)
引き寄せの法則ではないですが、幸福は遠くにあって実現するものではなく、今この瞬間から始まる人生そのもので感じるものであり、別に成功していることが幸福の条件ではない。この考え方があれば何度でもチャレンジできる気がします。蔵書として持っておきたい本の1つです。
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10秒で言いたいことをズバっと伝える(略)
10秒で言いたいことをズバっと伝える できるビジネスマンは、話が短い! 伝わる話し方30分実践トレーニング
- 作者: 桐生稔
- 出版社/メーカー: ごきげんビジネス出版
- 発売日: 2015/11/05
- メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
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【感想】
- 相手が何を知りたいのか考え、そのポイントだけを最優先で話すようにしよう!
- 背景、自分の事情とかは正直ほとんどの人が気にしてないよ!
- いくつか要点があっても、あえて1つに絞って「ズバリ・・・です!」というトレーニングをしよう!
『ズバリ』ポイントを挙げると以上3点!あれ?1点にならなかった・・・
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子育ては心理学でラクになる
【感想】
書かれている事は一般的な育児書に近いです。頭ごなしな命令は良くないよー、とか、子供の意思力を育てましょうーとか。
ただ、そこにDaiGoさんとしてのアレンジで「なぜ、それが良くないのか」「意志力を育てる良い方法は」をメンタリストの知識・経験から様々な例、実験結果を元に親の行動の仕方を説明してくれるところが一番の特徴です。
つまり、「何が子供にとって効果的か?」ではなく、「どうやったら親が効果的な子育てを出来るようになれるか?」に重点がおかれている、親が変わるための育児本です。
さりげなく親にやる気を起こさせる内容になっているところがうまいなあ・・・