ヒグコハ

子供と一緒に遊び、瞑想。

瞑想用に悪い心の状態を分類する表を作ってみた

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つかの間の晴天が続いている6月の始めとなりました。

5月病なんて言葉がありますが、メンタル不調っていつでも起こりますよね。

お釈迦様が病気の人にかけた言葉が乗っている経典があるのですが、何が書いてあるかというと

正しく気づいて、正しく理解するように勤めなさい

というのがメインなんだそうです。

参考:瞑想による悟りへの道@別冊サンガジャパン1

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ということで、メンタル不調時に「自分がいまどの心の状態なのか?」を確認するようのリストを作ってみました。

心随観」と呼ばれるヴィパッサナー瞑想になると思いますが、「今~の心です」と実況中継するだけでも対処になるとのこと。

ちょっと心が乱れているときに参考にしてみてください。

悪い心(不善心所)のグループ

グループとして4種類あって、さらにいくつか分かれているものがあります。

自分的にどんな状態で発生しているかも補足として書いてあります。

パーリ語や読み方などは再度パーリ語仏教用語集 『AKUSALA−CETASKA:不善心所』より引用させていただきました。

  1. 痴(ぼんやり系)
  2. 欲(取ってやろう、くっついてやろう系)
  3. 瞋(取り除いてやろう、拒否しよう系)
  4. その他

悪い心(不善心所)の一覧表

所属グループ不善心所の名前意味自分は多分こんな時に発生してる
【痴】 moha(モーハ) 痴。無知や愚かさ。 事実をしっかり確認せず、思い込み・早とちりをする。
【痴】 ahirika(アヒリカ)  無慚。恥を知らない。気づかない。 失礼な質問を平気でする。
【痴】 anottappa(アノッタッパ) 無愧。恐れを知らない。無謀。 ちょっとした違反を軽い気持ちで行う。 
【痴】 uddhacca(ウッダッチャ) 掉挙。落ち着きが無い。混乱状態。 突然の出来事に慌てる。
【貪】 lobha(ローバ) 貪。感覚を気に入ってどんどん取り入れようとする。 趣味に没頭して時間を忘れる。終わらせることが出来なくなる。
【貪】 ditthi(ディッティ) 見。間違った考えに固執する。 自分の意見が正等な理由で否定されても、なお反駁を試みようとする。
【貪】 mâna(マーナ) 慢。「私」を他者と比較する。 自分の仕事と他人の仕事を比べ、満足したりガッカリしたりする。
【瞋】 dosa (ドーサ) 瞋。感覚が気に入らず拒否する。

極端に不快な刺激(とても熱いお風呂・ホラー映画)でストレスを解消しようとする時。

汚いもの・嫌いな人を見た時。

【瞋】 issâ (イッサー) 嫉。自分が持たないものを他者が持つことへの怒り。 自分より仕事のできる人が同じ仕事を短時間で済ませてしまった時。
【瞋】 macchariya (マッチャリヤ) 慳。自分が持つものを他者に分け与えることへの怒り。 帰宅後、子供に遊びをせがまれた時に「自分のくつろぐ時間が減る」と無意識に考えてしまう時。
【瞋】 kukkucca(クックッチャ) 悪作。自分の失敗、悪事を後悔し、自分を攻撃する。 仕事の失敗を何度も思い出し、恥ずかしい気持ちや怒りを甦らせている時。
【その他】 thîna (ティーナ) 昏沈。やる気がなくなった状態。 思い通りにブログが書けず、遊びに行きたくなる時。
【その他】 middha (ミッダ) 睡眠。鈍くなり眠くなった状態。 やる気の無い状態で漫然と進めていて、眠くなってきた時。
【その他】 vicikicchâ (ヴィチキッチャー) 疑。因果関係を理解しようとせず、ただ否定するためだけの疑いを持つ。 好きなことをするため、もしくは嫌いなことを避けるため、好きなことを否定する話や嫌いなことを肯定する話を初めから疑ってかかる時。

少しはコンパクトに出来たかと。ほとんど今後の自分参照用ですが・・・