読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ヒグコハ

子供と一緒に遊び、瞑想。

穏やかで囚われない心を持つヒントがいっぱい~『心が自由になる、初期仏教30の説法』

新しいお話が新しい気付きを与えてくれた

良い本に出会えました。仏教ならではの既成の枠を外した観点で人生のヒントを教えてくれますよ!

心が自由になる、初期仏教30の説法: タイの森の寺スカトー寺住職 パイサーン・ウィサーロ師のお話 (イケハヤ書房)

 

 浦崎さんは今回初めて知ったのですが、タイで現地の仏教、瞑想のお話を翻訳されている方です。小さなお子さんもいらっしゃるお母さん。

子育てしつつ、生の説法に触れられる生活は個人的にはとってもうらやましい!

下の浦崎さんのサイトもぜひ見てみてください。

沢山の子育て、仏教の教えに沿って生きる人のエピソードが書かれています。

私もサイトを見て、本を買おうと決めました。

urasakimasayo.blog.jp

 

ちなみにイケダハヤトさんが後援されたお陰でKindle化したようですね。

noteよりアクセスしやすいので、大正解でしょう!

www.ikedahayato.com

 

「気付き」に人生を捧げた人からの言葉は、軽やかで鋭く、優しい

タイの首都バンコクから、約8時間。

東北部にある森の寺、スカトー寺。

 (中略)

現在、そのスカトー寺の住職を務める

バイサーン・ウィサーロ師。

彼が修行者に向けた説法を

翻訳してお届けしています。

バイサーン・ウィサーロ師は日本でも活動されたことがあるタイ仏教のお坊さんです。

『心が自由になる、初期仏教30の説法』は師の説法の後に、浦崎さんの日常に即したコメントが入る形で書かれています。

浦崎さんの修行者ではない一般人としての気持ちに寄り添って書かれたコメントは、師の軽やかで鋭く、優しい説法を、さらに分かりやすくしてくれています。

 

徐々に本を通じて会話が深まっていく

本は3部構成となっていまして

  • サクッと読めるモーニング説法
  • パイサーン師への一問一答
  • 生きるのが苦しいときに、読んでほしい説法

の順に、それぞれ10個のお話が3つセットとなっています。

「サクっと読めるモーニング説法」はヴィパッサナー瞑想を行う上でヒントとなる日常での心のありかた、物事の受け入れ方についてを説いています。

刺激に対して、日々どんな姿勢でいるべきか。

今一瞬をどのような気持ちで受け入れるべきか。

個人的には「受け入れること」についてのお話での浦崎さんの心のつぶやき

よーしきたぞ、真実が!

がお気に入りです。この気持ち大事ですね!

 

一般の方の悩みもサクッと一刀両断

「パイサーン師への一問一答」

  • 物書きなのに、文章が書けません
  • 離婚してもまだ元夫のフェイスブックが気になってしまいます

のように、普通の人が普通に持っている悩みを師へ相談したときのエピソードです。

お坊さんなので、日常生活からは離れた生活を送っていますし、当然結婚もしていません。

ですが「どストレート」に問題の本質をついて、しかも痛みの無いように心遣いをした言葉を届けてあげることができる。

ご自信は経験がなくとも、物事の道理を分かっているからこそできる的確なアドバイス。さすがです。

身近に頼もしい先生としてのお坊さんがいる環境、素敵ですよね・・・

 

最後は一人一人に向けて、対話するように読んでほしい 

「生きるのが苦しいときに、読んでほしい説法」は、幸せになるためにはどのような生き方をしていけばよいかについて、豊かなエピソードや例えで丁寧にお話がされています。

  • 仕事の苦しみはどこからくるのか?
  • 誤解されることの苦しみはどこからくるのか?
  • なぜ、居心地の良さに安住してはいけないのか?

物事の本質を見抜き、上手に苦しみを手放す心構えを教えてくれます。

 

こういうお話、瞑想するならぜひ一度は読んだほうがいいですよ!

本来、仏教の瞑想とお坊さんのされるお話はセットでされるものです。

ダンマトークとも呼ばれ、仏教の経典の一説や、この本のように日常の悩みや出来事を元に展開されます。

これは困難を克服するための知恵や、そもそも妨げとなることが起こらないようにするために守ったほうがいいことについて、色々な実例を出して説明してくれる、いわば「ヒント集」ともいえるお話なんです。

マインドフルネス瞑想は初期仏教の宗教色を抜いているのが特徴で、宗教色が無いため入りやすいメリットがありますが、

同時にダンマトークのような「生活を良くする知恵」を得る機会も同時に失ってしまっています。

正直、瞑想をするのにダンマトークを聞く機会が無いのはとても勿体無いことです。

めったに日本から訪れることが出来ないタイ現地のお坊さんが話されている、しかも素晴らしいダンマトークが詰まったこの本は実に貴重と言えます。

ぜひ一度、目を通してみてください!

 

 

最後に

問題があっても、適度に距離をおく。

自分の思い込みを押し付けない。

気付きを持って生きることの大切さを切々と説いた一冊でした。

座右の書としたいと思います。