瞑想はいいことばかりじゃない。瞑想の負の面について
今回はあえて瞑想がデメリットとなるケースをご紹介します!
その前に「瞑想って?」という方はこちらを先にご覧ください~
さて、瞑想推しの当サイトですが
皆さんもうすうす「物事には両面ありますよね?」と思っていないでしょうか。
特に、昨今はマインドフルネスに始まる瞑想ブームになっているため、負の面についての情報がかなり足りないことを危惧しています。
今回は一転して「瞑想がデメリットとなりうる」ケースについてお話します。
瞑想には色々な種類がある。体を動かさない瞑想は特に要注意。
昔、座禅を行っている僧に「禅病」と呼ばれる症状がよく発生していました。
当時は医学も発展していなかっため、単に修行不足などと言われていましたが
症状としては以下のものです。
- 頭痛など、体のあちこちが我慢できないぐらい痛み出す
- 普通の咳き込みではなく、喘息に近い苦しい咳が出る
- 呼吸が苦しくなったり、胸が締め付けられる感覚がある
- 冷や汗がでて、頭はボーッとする
- 感覚が鋭くなりすぎて「コントロールできない」
- 手足のしびれや感覚の異常がある
- 幻覚が見える(幽霊とかいないはずの声とか、悪いイメージ)
- 手足が異常に冷える
- 下痢になりトイレに行きたくなる
特定の瞑想団体などでは「好転反応です」などという所もあるようですが・・・
それ、「自律神経失調症」の症状です!
出たらすぐに瞑想を中止してください!
何で自律神経失調症になることがあるの?
今のこのご時勢、しっかりとした研究機関に調査して頂きたいですね。
可能性が高いものを以下に挙げておきます。
1.瞑想方法が間違っている、あるいは合わない
前回紹介したのはヴィパッサナー瞑想ですが
瞑想には特定の対象に過集中するような種類のものもあります。
特定のイメージ、文言に全神経を集中し、一体化するタイプの瞑想(以下の記事で紹介されている密教系の瞑想はその傾向があります)はヴィパッサナー瞑想で主に活性化される「副交感神経」ではなく、「交換神経」を活性化させるようです。
これにより元々ストレス過多で交感神経よりに傾いている人は、自律神経のバランスが大きく交感神経側に崩れ、先ほどの症状が発病する可能性があります。
2.運動不足のまま瞑想だけを行った
もう一つの原因として、運動不足の為「副交感神経」側に偏る症状(上でいえば手足が冷えたり、下痢になったり)が出ていることが考えられます。
当然ですが日常の瞑想ではなく、集中型の瞑想を行っている間は体をほとんど動かしません。これにより体の血流が低下します。
また、瞑想が深まると代謝も極端に低下します。
ヨガで有名な相川圭子さんという方がいらっしゃいますが、酸素の不足した洞窟の中で数日間生存するという行を行っています。これも科学的には瞑想で代謝を極端に低下されることが出来るためだと推測されます。
そのため、ちゃんとした指導者は
- 日常に必ず肉体労働の時間を充分に組み入れる(禅宗では「作務」にあたります)
- 座る瞑想以外の「立つ瞑想」「歩く瞑想」をバランス良く取り入れる
などの工夫をし、代謝を高める時間も確保して自律神経のバランスが壊れないようにしています。
発達障害カウンセラーでアスペルガーの吉濱ツトムさんという方がいらっしゃいます。
吉濱ツトムさんは「スピリチュアルはだめ、瞑想はやめたほうがいい」という旨のブログを書いていますが、まさに記載されているスピリチュアル人は
「運動不足で、瞑想しかやらない」人です。
まとめ
私の場合は子供の世話+家事労働があるため定期的に(というか息子達により強制的に)運動が発生するのですが、日常生活で体をほとんど動かしていない方は瞑想前に部屋の掃除をする(精神統一にもなりますので一石二鳥です)などして、少しでも体を動かす機会を設けるようにして行ってください。
瞑想をするだけでは健康にはなりません!むしろ害になることがあります。
必ず適度な運動、規則正しい生活と合わせて実施しましょう!