ヒグコハ

子供と一緒に遊び、瞑想。

【精神】座禅と瞑想

f:id:ri-nyo:20160322164607j:plain

座禅会に行ってみた

都内でも寺院が密集している地区の近くに住んでいるため、3連休に座禅会に参加してきました。以前から瞑想会には参加しているのですが、禅宗の座禅には参加したことがまだ無かったため、座り方や集中の為の方法など、得られるものを探しに行ってきました。

結論からいくと、良い経験になりました。

精神集中の基本はやはり一緒でした

初心者ということで、初めに一通りの座り方、作法の説明を受けるのですが、やはり「調身・調息・調心」(ちょうしん・ちょうそく・ちょうしん、と読みます)は精神統一には欠かせないものであるためか、瞑想とほぼ同一でした。具体的に言うと「背筋を伸ばして座り、安定するよう足を組み、呼吸を深く安定させ、心を一点に集中させ」ます。座禅はこれに加えて、前後に読経や法話(お坊さんのお話)などが加わります。

今回、集中する対象として教えてもらったのは「呼吸を数える」方法でした。吐くときに「ひとーーーつ」と吐ききるまで数え、自然に息を吸い、また吐くときに「ふたーーーつ」と順番に数える方法です。禅の本などで初心者向けとして良く紹介されています。ちなみに私はこの方法、「数える」意識をずっと残さなければならず感覚の変化などに集中できないのであまり好きではありません。「息」と「数える」2箇所に意識を残すのがうまく出来ないのです。実は瞑想時も姿勢制御で類似の悩みがある(姿勢制御に意識が行くと集中できなくなる)ので、何か集中の方法が誤っているのかもしれません。今度久しぶりに瞑想の先生に質問しにいくことにします。

後は半目でやや前方を見ながら心を落ち着かせるだけです。方法に慣れないせいか、やや集中が悪かったため、一度警策(お坊さんがもっている木の棒)で叩いてもらいました。痛みはほぼないのですが、あの音と「座禅を支えてくれるありがたさ」のようなものを感じ、一気に集中力が戻るのを感じました。

普段は瞑想のみなのですが、この「先達が導いてくれる」感覚を強く感じることができるのは座禅特有かもしれません。

集中力強化だけなら瞑想が早いかもしれない

ちなみに、その後自宅で別途瞑想を行いました。慣れた方法で実施したためか、かなり早く一点に心を落ち着けることが出来ました。瞑想の種類にもよりますが、集中するための瞑想(サマタ瞑想、と呼ばれる分類に入るもの)を使えば心を落ち着けるのは多分座禅より早いような気がします(また座禅に慣れてくると違うのかもしれませんが)。

座禅はやはり禅の教えを総合的に学ぶ中で実施するからこそ、最も意味があるのかもしれません。また今度、お尋ねしてみようと思います。